じゃんぼ(日高将博)のブログ

自己実現せず、自分にできることで人に求められることを実現する必然達成の生き方を実践しています。自分のこと、地域のこと、世界のこと

ジャンボさんへ、プロフィールにある「自己実現をしない」とはどういう意味ですか?

という質問をイベントで頂きました。

 

僕の回答です。師匠であるJUN AMANTOさんと僕の経験がミックスされた答えです。

 

自己実現=自分の願望を達成すると定義しています。

自分の願望は、他の人を蹴り落して少ないパイを奪い合うということと思っています。

そうではなく、自分のできることで他の人の求められることをする「必然」を達成することが

これからの時代の生き方だと持っています。その中で、自然にできることできないことが

役割分担され多様性が出てくると思っています。

生き生きというのは、自分の使命役割を認識しその役割使命の中で思う存分力を発揮すること。

 

現代人は寿命が短くなったと思います。

あれっ、科学技術、医療が発達して寿命は長くなったのでは? いや短くなったのです。

現代人は自分の寿命イコール寿命となっているのです。

自分がこうなっていたい、老後はこんな事したいという視点は自分、自己実現ということになります。

自分のみの世界でなく、二代、三代後の未来が自分の未来となることを目指しています。

ネイティブアメリカンは、何かを判断するとき6代先のことを考えてためになるかどうかがすべての価値判断だそうです。

6代先とは途方もない先のように見えるのですが、「自分のおじいちゃん=3代前」から「自分の孫=3代後」です。

 

なぜそう思ったかというと、中国の山奥に住んでいた時、村人が少ない薪をくれて温めてくれました、食料をわけてくれました。

実家の山に学生が来て「森の音楽祭」をするとなったとき、地域の人は公民館を貸してくれ、遠くから来た客人に

取れた野菜の差し入れやご飯を作りに来てくれました。

 

実家の山は400年前の先祖が残したもので、山からの水、巻きなどの燃料、畑などで自給自足ができ

何代もの子孫を生かしました。

 

人類は自然と共にずっと繋がっていてこれからもそうしないと生きていけないことを考えると、僕も一つのつながりの中での役割があるのです。先代の知恵を敬い、僕らの未来である若者にできる限りのことをする、僕はそういう生き方をしたいと思っています。

今回のイベントを始めたのもそんな思いからです。

ということで、長くなりましたが、自己実現ではなく必然を実現したいという話でした。

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実家の山でのサマースクール

 

上智大学で講義させていただきました

高橋透先生の縁で2回目の講義をさせていただきました。

 


福岡の山の中で育ち、英語の落第生だった僕がグローバルベンチャーといつ講義で話させていただけるなんて夢のようでした。

 


ハンセン病の村に行って『何者かにならなくていい、かっこつけなくていい』と感じた話をしたのに、いつも失敗して毎日怒られてているのに、カッコつけすぎた自分がいました。 

 


学生と社会人を分けないと言ったのに、先生の講義を受けれる学生さんは羨ましいなと思っている自分がいました。

 


こうしてお話しさせていただき、学生さんと話して次の世代につながっていく。こういう人生をずっと送っていきたいですね。

 


師匠のJUN AMANTOさん、そして高橋優先生ありがとうございました!

コモロへ到着、大統領と同じ飛行機でアンジュアン島へ

エチオピアアディスアベバを飛びたち、タンザニアダルエスサラームを再び飛び立ったエチオピア航空の飛行機は、島ひとつない大海原を一時間半、グランドコモロ島に到着した。 

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日差しが強くカラッとした天候で30度くらいはあるだろうか。


入国審査の場所に並ぼうとしたら、名前を書いたフリップボードを持った人が立っていた。

VIPと書かれたビブスを来ているところを見ると、大統領のゲストということでアテンドしていくれているようだ。

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車でVIPルームに連れていかれるとWHOの人が迎えてくれた。しばらくここで待てと言われた。

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歴代の大統領の写真が飾っていた。
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こちらはアザリ現大統領


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迎えに来てくれたWHOの方
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今日はこの首都モロニがあるグランドコモロ島に一泊して翌朝移動の予定であったが、どうやら大統領が来るので一緒に明日移動予定のアンジュアン島に行くそうだ。プロトコールという儀式的なものが重視されるので、ここは彼らに任せるしかない。


2日近く移動してきたので、ひとまずトイレで水を含ませたタオルで体を拭いて着替えることにした。


1時間ほどしても大統領は現れない。どうやらマダガスカル外務大臣が来たということで対応しているそうだ。ハンセン病とは別の件だ。

 


VIPルームには黒いスーツの体格のいい男性や、イスラム教特有の帽子と衣装をまとった男性、赤いドレスの女性など要人と思われる人が集まってきた。

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これがボーディングパス
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AB Aviationというコモロの航空会社の飛行機へ乗り込んだ。飛行機への道はレッドカーペットがひかれている。


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飛行機に乗り込むとお互いが挨拶を交わしている。

 

機内の窓からレッドカーペットに黒いスーツのSPが何人も取り囲んだ、真ん中にいるのがアザリ大統領だ。


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コモロの航空会社のAB Aviationの機体に乗り込むと同じように挨拶を交わし、非常扉のある前が広くなっている私の隣の席に腰を下ろした。サービス精神旺盛で彼から写真を撮るかといってツーショットを取らせてくれた。
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程なくして飛行機はイーブンサイード空港を離陸した。
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グランドコモロ島は火山島のような島で所々に溶岩が流れたような跡がある、平地を中心に家が点在している。5分ほどで島を出て、しばらくは島すら見えない大海が続く。
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モザンビーク海峡に4島のみあるのがコモロ諸島である。30分ほどしてアンジュアン島が見えてきた。


大きな揺れもなく、安全に着陸した。


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空港には大勢の市民が大統領を待ち構えていた。同時に迷彩服を着た軍隊もそばに控えていた。

 


このアンジュアン島は大統領にとっては決して安全と思える場所ではないらしい。


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コモロ連合は3島からなり、人口の多い順にグランドコモロ島、アンジュアン島、モヘリ島となっており選挙をすれば必然的に人口の多いグランドコモロ島出身の候補が大統領になってしまう。それに不満を持ったアンジュアン島の候補がクーデターを起こした歴史があり、そこから大統領は島ごとに順番に選ばれる輪番制となっているのだ。


しかしグランドコモロ島出身の現大統領は、輪番制を廃止しようとしておりアンジュアン島民にとってみれば歓迎されない人である。


つまりいつクーデターが起こってもおかしくないという状況なのだ。


大統領は安全を考慮してこの島にいる間は軍隊の駐屯地に寝泊まりするという。


我々はWHOのコモロ代表やアフリカ事務所から派遣されたスタット一緒に普通のホテル(しかも馴染みの)に泊まることになり一安心である。

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アンジュアン島はグランドコモロ島と比べインフラが整っておらず、シャワーも水でインターネットの接続も不安定だ。


このブログを書いて写真をアップロードするのもやっとのことだ。

 

アンジュアン島の日が暮れていく。

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3度目のコモロ連合訪問へビザ申請

週末からアフリカにあるコモロに出張することになった。

 

みなさんコモロ連合という国をご存知だろうか?


Wikipediaによると、


コモロ連合コモロれんごう、Union des Comores)、通称コモロは、インド洋のコモロ諸島のグランドコモロ島(ンジャジジャ島)、アンジュアン島(ヌズワニ島)、モヘリ島(ムワリ島)で構成される国家。コモロ政府はフランス領マヨット島(マオレ島)の領有権も主張している。海を隔てて西にはモザンビークがあり、東南にはマダガスカルがある。首都であるモロニはグランドコモロ島(ンジャジジャ島)に位置している。

1975年7月6日、フランスから独立したものの頻繁にクーデターが発生し現在においても世界最貧国の1つであり、度重なる政治危機から経済発展が進んでいない。近海ではたびたびシーラカンスが捕獲される。


とある。


外務省のこちらの地図が位置を知るには、わかりやすいかもしれない。

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前回行った時は、ドバイ、エチオピアタンザニアを経由しやっとたどり着いた日本人が1人も住んでいない国。世界各国に派遣されている青年海外協力隊員もいない国で情報が限られている。というところだった。


隣の在マダガスカル日本大使館コモロ連合も管轄している。


このブログでは前回行った時筆者が現地在住の中国人から入手した情報を記載したが、中国人ですら100人しか住んでいない珍しい国である。

ちなみに隣のマダガスカルには100万人の中国人が住んでいる。


いずれにしても筆者は、いつもアフリカで中国人から貴重な情報をいただいている。


連合のアザリ大統領にWHOハンセン病制圧大使で日本財団会長の笹川陽平氏がコモロのアザリ大統領に呼ばれたのだ。


会長は昨年7月に訪問し大統領から「ハンセン病を2030年までに撲滅する」というコミットメントをいただいた。


そして大統領は早速行動に移し、ハンセン病の患者発見キャンペーンをスタートするにあたっての式典があるから来てほしいと招待されたのだ。


しかし残念ながらその知らせが来たのは1週間前、会長の予定は埋まっており行くことはできない、代理として笹川保健財団の南里常務と私が行くことになった。


コモロはビザが必要な国、しかし日本にはコモロ大使館はなくセネガル大使館を通じてビザ申請することになる。


セネガル大使館は代官山の閑静な住宅街にある。

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代官山TSUTAYAを通り、


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住宅街に入ると


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セネガルの国旗が、


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セネガルの説明も
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待合室
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セネガルの特産品

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月曜日に申請して金曜に受け取り、特急申請だったので大使館の方々にお世話になった。

 

必要書類はこちら。(2019年10月8日現在)

1.旅券 *入国時6ヶ月以上
2.申請書×3 
3.写真 *縦4.5×横3.5cm 3枚
4.e-TKT*日本出国から帰国まで全行程が明記されたもの
5.ホテル予約確認書
6.査証料金*Single¥2,976   Double¥2,976×2 Multiple¥5,952

 

これがビザ。

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その後なんと政府から特別ビザがおりたのだが、それはまた別の話。

 

 

 

 

State counselor(アウンサンスーチー国家最高顧問)と回復者が直接対話する世紀の瞬間の証人となった話。

会場の全員が起立し、緊張が走った。

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緊張した顔を撮られてしまった、2列目にいる筆者。写真提供はState Counsellor Office



黒服の無表情なSPが入場したと思うと、


鮮やかなピンク色のシャツと茶色のロンジー姿で、白いユリの花の髪飾りをしたその人が現れた。

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ただならぬオーラを纏う人とはこういう人のことを言うのだろう。


今まで何人もの各国の元首にお会いする機会があったのだが、その方々とは一線を画していた。


ハンセン病の会議に国家最高顧問が出席することは考えられないそうだが、何度もミャンマーに足を運び、在ミャンマー丸山日本大使、笹川会長、日本政府の尽力もあり、来ていただけることとなったのだ。

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スピーチをされ、会場のミャンマーハンセン病についての現状と取り組みのポスターセッションをご覧になった。


その時、笹川会長は回復者の方を直接合わせたいとおっしゃった。


必死に探したがちょうど、ティータイムとの事で、みなさん休憩されてお茶を飲まれていたのだ。


スーチー国家最高顧問の時間は限られている。


ちょうど昔からの知り合いでマンダレーの病院のMyat Thida先生がいらっしゃり、ティー休憩をしていない方を連れてきてくださった。


私は、「State counselor, please hear their voice. Their are persons affected by Leprosy」そう話すのが精一杯だった。


彼女は優しく頷き、彼らと話し始めてくれた。


ここにハンセン病回復者が国家の最高権力者と直接話す世紀の瞬間が実現したのだ。

 

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回復者の皆さんは、いままでの苦しい経験、そして今の生活の話などその時間は15分にも及んだ。国家最高顧問は、滞在の時間を延長してくれた。

 


回復者の方々の強い心と経験は、彼女さえも動かしたのだ。

 


私は新たな歴史の1ページの証人となった。

 

 

 

 

 

 

 

まずXを作る

机の上であれこれ練ってても成長しない。

 

自分が思い描くことをまずXと置いて、たたき台を作る。

 

このたたき台を作れることがイノベーションへの第一歩。

 

たたき台を作れる人も少ないが、叩かれる覚悟がある人も意外に少ない。

 

まずXを作り、アクションを起こし現場に入りながらトライアンドエラーを繰り返す中でしか情報は得られないし成長もない。

 

俺は若者にそれができる場を提供したい。実家の山、福智町はその場のひとつだと思う。

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写真は2018年の福岡県田川郡福智町にある実家の山のイベント『森の音楽祭』

Presented by Bamboo Space Project

リーダーになって欲しい人の3条件

1.フットワークが軽い

2.口と行動が伴っている

3.どんな状況でも楽しめる

特に1番面が大事だ。

やり始めないと次が見えない、考えるだけでは情報が少なすぎる。

やる前にあーだこーだ考えて動き出さない人は困る。

 

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写真は実家の竹林