アフリカの島国コモロに到着
早朝にアディスアババを出発したエチオピア航空はタンザニアのダルエスサラームを経由して午後14時過ぎにコモロの首都モロニに到着した。
機内からはアフリカ大陸を離れこのグランドコモロ島まで、一切他の島を発見することはできない。
インド洋にある孤島だ。
どこまでも青い海から突如、グリーンの大きな島が現れる。縦長で島の中央が丘になっており、海岸線にぽつぽつと家がある。
平地はほとんどない火山島だ。火山灰の土地のため主食である米がほとんど取れず輸入に頼っているという。
はらっぱのような空港に到着した。入国ゲートには多くの地元の人に混じり西洋人の観光客が少しいるが、東洋人は私たちだけのようだ。
イミグレのカードはこのような観光案内とともに渡された。近年観光に力を入れているそうだ。
この国は3つの島の連合国で、面積は東京都と同じで人口は約80人ほどの小さな国だ。
内戦が長く続き世界最貧国に位置付けられているこの国だが、町は至って平和な空気が流れている。
3つの島の一つアンジュアン島では特にハンセン病の患者が多くWHOの制圧基準1万人に1人未満を大きく上回る1万人あたり8人の数字が出ている。
明日はとうとうアンジュアン島に渡る。
インド洋の波音を聞き、高くそびえる椰子の間には満点の星空が広がっている。世界の果てまで来た感慨に浸る。
今日はそろそろ寝よう。